
ごあいさつ
支部長の挨拶
2025年からの2年間、引き続き日本プライマリ・ケア連合学会(以下JPCA)福島県支部 支部長を引き続き務めさせていただくことになりました、菅家智史です。
私がJPCAに出会ったのは2003年、医学生の頃でした。家庭医療・総合診療に情熱を注ぐ全国の医学生・研修医たちが集まる「家庭医療学夏季セミナー」に参加し、大学の枠を超えた広い世界に触れることができました。あれから20年以上が経ち、日本家庭医療学会・日本プライマリ・ケア学会・日本総合診療医学会が統合し、JPCAは全国で1万人を超える会員を擁する大きな学術団体として発展しています。
福島県支部は2021年に設立され、県内のプライマリ・ケアの質を高め、住民の皆さまにより良い医療を届けることを目指して活動を続けています。広大な県土を持つ福島では、距離や時間の制約が活動の大きな課題ですが、オンラインの利点を活かしながら、地道に、一歩一歩着実に支部活動を積み重ねてまいりました。
JPCAの特徴は、医師だけでなく、歯科医師、看護師、薬剤師、鍼灸師、リハビリテーション技師、管理栄養士、医療ソーシャルワーカー、介護福祉士、社会福祉士など、地域包括ケアに関わる多職種の方々が対等に学び合い、協働する場であることです。福島県支部でも、医療職・介護職・福祉職を問わず、プライマリ・ケアに関心を持つすべての方々が共に学び、実践できるような活動をこれからも続けていきます。
福島で暮らす人々が、どこに住んでいても、その人らしく安心して暮らし続けられる医療・ケアを届けるために。JPCA福島県支部は、現場で奮闘する皆さんの仲間として、共に歩んでいきます。
今後とも、当支部の活動へのご参加、ご協力を心よりお願い申し上げます。
福島県立医科大学 医学部 総合内科・総合診療学講座
菅家 智史